SS特論A

「核融合科学研究所」研修

大学共同利用機関法人 自然科学研究機構 核融合科学研究所で
特論A選択者を対象に研修を行いました。

実施日 2009/9/8(火)

参加者 本校希望者    29名

引率教諭        4名

場所 大学共同利用機関法人 自然科学研究機構
 核融合科学研究所

研修内容   ・10:00〜12:00  事前講義(エネルギー・プラズマ・核融合)
  ・13:00〜16:00  研修所研修(バーチャルリアリティー・真空・プラズマ放電)

研修の様子


生徒の感想

◇今まで考えることもなかった核融合エネルギーについて色々なことが分かった。燃料は海水から得られる重水素と三重水素で、最終的にはヘリウムガスになる。安全面、環境面でも理想的なこのエネルギーが実用化されることが楽しみです。しかし、実用化までにはクリアーしなければならない問題が多くあり、簡単ではないことも分かった。後半の研修では、私は「バーチャルリアリティー」の班だった。これまでテーマパークでしか目にすることはなかったが、実際に自ら操作してHLD真空容器の中に入ったり、心臓の動きを立体的に観察したりできたのでたいへん興味深かった。今後、医学分野などで役立つと感じた。

◇核融合科学研究所にある世界最大のLHDや高さ10m、厚み2mの扉など、その規模の大きさに驚きました。この大きな装置を中央制御室でコントロールしている様子を見学したいと思いました。研究所の大谷先生から事前に受けた核融合エネルギーについての講義は、たいへん分かりやすかったです。「プラズマ」の研修では、物質の第4の状態がプラズマで、身近な蛍光灯にも利用されていることを知り、プラズマについての興味が高まりました。今回のフィールドワーク研修の内容は難しかったのでもっと知りたいと感じました。